安全な速度と車間距離
安全な速度と車間距離

運転に慣れて運転することが気持ちよくなってくるほど、もっとスピードを出したいと思ったり、前方の車両を追い越してスイスイ進みたいという欲求が生まれることでしょう。しかし、自動車の速度は道路の標識に記載されている制限速度を超えてはいけません。※標識や標示が指定されていない道路でも時速60キロを超えた速度で運転する事は速度違反になりますので、注意が必要です。速度の出しすぎは車のコントロールが正しく出来なくなるばかりでなく、事故を起こした時の死亡率も上がりますので、必ず制限速度は守り安全な速度で運転するように心がけましょう!また、渋滞や事故など道路の交通状況や、雨・雪・霧などの悪天候の時に運転する際には、いつも以上に周りに注意をし、安全な速度で走行する事を頭に入れておきましょう。

また、安全な車間距離をとっていれば防げた事故も思わぬ追突事故を起こしてしまう可能性があります。自動車の速度もそうですが、車間距離にゆとりをもつ運転を心がければ事故を起こす確率が格段に減る事でしょう。『車は急には止まれません』という言葉をよく耳にしますが、車の速度が速ければ停止距離は比例して長くなります。更に運転手が疲労状態の時には運転の集中力が低下しており、危険を察知しブレーキを踏むまでの時間が長くなるので、空走距離が長くなります。これ以外にも、路面が雨で濡れている時やタイヤの状態によっても、停止距離が長くなりますので頭に入れておきましょう。

車の運転時には天候や道路の状態、タイヤの状態や荷物の重量の事も良く考え、前の車とは十分に安全な車間距離をとって運転する事が追突事故を防ぐ事に繋がります。また、状況によっては車間距離のとり方も工夫する必要があります。トラック・バス・ダンプカーなど大型車の後ろを追行する時には、車間距離が短いと前方の視界が極端に悪くなるので、信号が見えにくかったり、歩行者や対向車の状況も把握しにくくなりますので、十分に安全な車間距離をとって運転しましょう。

トンネルの中を走行する時も車間距離の把握がしずらくなり、前を走る車のランプに視点が集中するので、自然に車間距離が縮まる傾向にあります。トンネル内ではいつも以上に気を配り車間距離を多めにとるように心がけましょう。

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