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緊急自動車(緊急出動中の救急車・パトカー・消防車・応急作業用自動車など)は、その任務の重要性・緊急性の観点から、その他の一般の車に比べて、優先して通行することができます。
逆に言えば、一般の車は緊急自動車の通行を妨げないよう、決められたルールに則って走行しなければなりません。この項目では、各問題を通じて、緊急自動車にどのように道を譲ることが正しいのか、どのように通行することがいけないのかを学んでいただけます。
とはいえ、緊急自動車が接近してきた際の道の譲り方は、それほど複雑なものではありません。ポイントは、「(交差点以外の場合)原則的に左に寄って避ける」ということを踏まえつつ、「交差点付近の場合の例外」と「一方通行の道路の場合の例外」を覚えておけば、試験問題は解くことができるでしょう。
まず、「原則的に左側に寄って避ける」という点をしっかり抑えておきましょう。ここでは「一時停止」や「徐行」は(必要と判断すれば別ですが)義務ではありません。従って、「緊急自動車が接近してきた場合、必ず左側に寄って停止しなければならない」という問題が出された場合には、「×」が正解になります。
次に、「交差点付近で緊急自動車が接近してきた場合」ですが、この時は(原則とは反対に)、交差点を避けて道路の左端に一時停止をしなければなりません。先ほどの問題を少し変えて、「交差点付近で緊急自動車が接近してきた場合、必ず交差点を避けて左側に寄って停止しなければならない」という問題が出された場合には、「○」が正解になります。先ほどとは結論が逆になるので注意してください。
最後に、「一方通行の道路で緊急自動車が接近してきた場合」ですが、この場合には対向車がないので、(左側よりも右側に避けるほうが都合が良い場合、)右側に寄って道を譲ることもできます。更に、「一方通行の道路の交差点付近で緊急自動車が接近してきた場合」は、左右の避けやすい方に車を寄せて一時停止をする、ということになります。
以上のパターンを抑えておけば、緊急自動車に関する大抵の問題は解けるはずです!
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