進路変更等
進路変更等

運転中は、不必要な進路変更を行ってはいけません。右左折や追い越しなどの必要があるときにだけ、進路変更が認められており、その場合も、きちんとルールに従って安全確認と合図をするようにしましょう。(間違っても、他の車の間を縫うように走るような悪質な運転者になってはいけません。)

進路変更や横断・転回(Uターン)などの行為のすべてに共通するのは、「現在の道路(通行帯)から他の道路(通行帯)に移る行為を伴う」ということです。進路変更は隣の通行帯に移りますし、転回は対向車線に移ります。また、横断は、一時的に他の道路を横切ります。
現在走行中の道路とは、流れや状況が違うところに移るわけですから、当然、ある程度の危険が伴うということをまず理解しなければなりません。そのため、標識や標示によって、これらの行為が明確に禁止されている場所が多いのが、進路変更・横断・転回の特徴です。

この分野で出題されやすいのは、これらの行為が可能か禁止かを判断させるような問題です。標識や標示の意味を正しく理解していないと、正解にはたどり着けないでしょう。
中でも最も頻出と言えるのは、進路変更について、車両通行帯が「黄色で区画されている場合」と、「黄色と白の二本線で区画されている場合」の違いについてです。

基本的には、黄色で区画された境界線をまたいで通行することはできないので、このような形で区画されている車両通行帯からの進路変更は禁止されています。
しかし、白と黄色の二本線で区画されている車両通行帯の場合は、若干例外的な知識が必要です。それは、「自分の走行している車両通行帯の側の境界線(白色側・黄色側)の意味に従うこと」です。つまり、先にどちらの色の線を踏むことになるかによって、進路変更の可否が決まります。(白線が先の場合には進路変更可。黄色線が先の場合には進路変更不可です。)

もちろん、進路変更が出来る場合でも、みだりに進路変更を行ってはいけませんし、安全確認と合図は忘れないように気をつけましょう。

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